包茎手術と保険適用の可否

包茎手術は基本的に保険適用外のものが多いです。これは包茎手術の多くが見た目を変えるために行われているからであり、美容手術に区分されています。しかしながら、見た目を変えたいというわけでなく、健康上の理由からやむを得ずに包茎手術を受ける方もいます。

その場合には保険の適用が認められます。包茎による痛みが原因で、手術しなければ日常生活を送ることが困難という方も保険適用の可能性があります。ところが痛みの有無を医学的に証明するのは難しく、本当に痛いのかどうかといった問題も発生します。

それゆえに痛みだけを根拠として、保険を適用させることは容易ではありません。具体的に包茎でどんな問題が発生しているのかを明らかにし、それが治療でしか解決できないと証明することが出来れば包茎手術で保険を使うことが出来ます。真性包茎やカントン包茎の場合には認められやすく、仮性包茎ではほとんど保険を使用することが出来ません。

血流に問題を生じている場合

包茎であることを理由として血流に問題が生じているときには保険適用をほぼ確定させることが出来ます。血流の不順を放置することは患部を壊死させてしまう恐れがあるからです。その場合には痛みの有無は問題になりません。

包茎手術に保険を適用させることによって料金を抑えることが出来る場合でも、自費治療を受けた方が良い場合があります。保険使用の治療の場合には必要最低限の施術が行われ、美化施術などは実施されません。これにより仕上がりがあまり良くならない可能性もあるからです。

痛みがあってもなくても必要最低限の治療ならば保険使用、美化治療を伴う場合には適用外となります。自分が求める施術を選択することが大切です。予めカウンセリングを受けて保険使用の可否を確認しておくことも重要といえるでしょう。保険を適用させたとしても1万円以上の予算が必要となることがほとんどなので、その点を踏まえて治療内容を決めることが大切です。

まとめ

包茎手術には保険適用が出来るものと出来ないものがあります。適用の可否は料金の高低だけでなく、仕上がりの質にも影響します。痛みを証明することが出来れば保険適用が可能となりますが、美化手術を伴う場合には保険を使うことが出来ません。

何度も受けることは難しい施術なので、その分より慎重に判断を下すことが重要となります。細かい施術内容については各クリニックが実施しているカウンセリングで尋ねてみたり、電話で問い合わせたりして明白にしておきましょう。